Last Updated on 2021年10月3日
こんにちは、ペンギンです。今回は、薬事の仕事に限らないですが、コロナウイルスで在宅勤務を強いられる中で使用できるヘッドセットを最近新しく購入しましたので購入までの経緯と購入しての感想をご紹介していきます。ヘッドセットの内容の前に前置きとして私が購入したイヤホンについて述べていますので、ヘッドセットについてのみ興味がある方は目次から飛ばしてください。
イヤホンの選び方と過去のイヤホン使用歴
ヘッドセットの説明の前に、私の体質と今までのイヤホン遍歴を簡単に説明していきます。私はカナル型(密閉型)イヤホンが基本的に受け付けられない体質です。昔は何も問題なかったのですが最近は使用すると吐き気がして気分が悪くなってしまいます。耳が密閉されることで三半規管が圧迫されて目眩あるいは乗り物酔いをしているような感覚です。一時期、飛行機の出張を繰り返して難聴気味になった経験もあり、そのせいだと自分で勝手に決め付けていたのですが、インターネットで調べてみると同様の症状を持つ方は一定数いるようです。もともと社会人になって緊張や睡眠不足によって嘔気を催しがちな体質もあって、病院で調べてみてもらってもストレスと体重増加を理由に片付けられてしまっています。(実際学生時代から10kg以上体重は増加しているので、ダイエットしたら完治してしまうかもしれませんが…)そんな体質もあり、イヤホンやヘッドホンを選ぶ際にはオープン型である製品を選ぶ様にしています。
過去に使用したイヤホン1:final Piano Forte II
私が過去に外出時の音楽プレイヤーとともに長らく愛用していたイヤホンが『final Piano Forte II』 です。あまり音質にこだわりがあるわけでもなく、しかも有線のイヤホンは外出時使用しているといつも半年〜一年半で壊れていましたので消耗品と割り切っています。従って適度な値段で音漏れもそれほどしないオープン型のイヤホンである『final Piano Forte II』を何度も買いなおして使用していました。
過去に使用したイヤホン2:HAPPY PLUGS AIR 1 GO
しかし、『final Piano Forte II』 が生産終了ならびに店頭から消えたことで新たなイヤホンを選ぶことを余儀なくされました。ちょうど音楽プレイヤーをiPod clasicからwalkmanに切り替えた時期でBluetoothのイヤホンも選択できるようになりました。兼ねてからカバンの中でイヤホンケーブルが絡まる問題が頭の隅にありましたので思い切ってワイヤレスイヤホンから次のイヤホンを選ぶことにしました。しかし、オープン型のワイヤレスイヤホンが驚くほど見つかりません。ワイヤレスのイヤホンのほとんどがカナル型(密閉型)でした。私の体質上、カナル型(密閉型)は絶対に選べませんでした。そんな私がたどり着いたイヤホンが『HAPPY PLUGS AIR 1 GO』です。
HAPPY PLUGS インナーイヤー型完全ワイヤレスイヤホン AIR 1 GO 超軽量/超小型/11時間再生/通話可能 ホワイト 【国内正規品】
こちらの製品に関して私が使用した経験に感想を申し上げると、あまりお薦めできない製品です。良い点から先に申し上げますとデザインがとても良いです。よくあるAir Podsに比べるとマットな質感が良いです。一方で音質に関しては良いとは言えませんでした。ただ私の場合、先ほど申し上げましたようにそれほど音質は重視していませんでしたのでそれほどマイナスにはなりませんでした。では何がダメだったかというと電池容量/充電です。購入当初は説明書通り約3時間連続再生していたのですが3ヶ月ぐらい使用していくと1時間半再生できるかどうかまで充電容量が減っていました。イヤホンケースにも充電機能がありますが、私の購入した製品が運悪く不良品にあたったかわかりませんが3ヶ月ぐらい使用するとイヤホンケース自体が接触不良で充電されにくくなってしまいました。micro-B接続があまりよくないのかもしれません。昔の接続の悪いゲーム機の様な状況になってしまい、充電にいちいちストレスが溜まる様になってしまいました。最終的には左側のイヤホンから音が鳴らなくなってしまい半年使わないうちに次のイヤホンを購入することになりました。
現在使用中のイヤホン1:AFTERSHOKZ OPENMOVE
はじめてのBluetoothイヤホンに失敗した私ですが、ワイヤレス自体には非常に満足していましたので懲りずにワイヤレスのオープン型イヤホンを探すことにしました。ただ前回購入時から半年も経っておらず、店頭に新たなワイヤレスのオープン型イヤホンが増えているというわけでもありませんでしたので『HAPPY PLUGS AIR 1 GO』を購入するときに検討したものの値段で除外していた旧型Air Podsと『AFTERSHOKZ OPENMOVE』で迷った結果、『AFTERSHOKZ OPENMOVE』を購入しました。
【国内正規品2年保証】Aftershokz OpenMove 骨伝導 ワイヤレス イヤホン アフターショックス Bluetooth マイク付き ブルートゥース スポーツ 防水 防塵 IP55 (Slate Grey)
『AFTERSHOKZ OPENMOVE』は骨伝導イヤホンです。家電量販店で試したところ耳に直接はめこまなくても本当に骨を通して聞こえてきましたし音質も悪くはありませんでした。実際はイヤホン自体から音も発生しているのですが恐らく音漏れとしては実際には気にならないレベルだと思います。骨伝導イヤホンは耳を塞がないことから周囲の音を拾えることがメリットであり、デメリットでもあります。電車に乗って語学学習をしたいときには単語が聞き取りにくいことが多いですが音楽として聴く分には問題ないです。今のところ、大きなデメリットとしては汗をかくような状態で使用すると骨伝導がうまくいかずに音が聞こえなくなることがあるという点です。ランニングで使用している時には聞こえに問題はないのですが日常生活で少し走ったあとに聞こえなくなることがあるというぐらいです。ただ総合的に考えて、やはり骨伝導で耳を塞がないことから私の体質条件もクリアされていて、満足できる製品です。今後は『AFTERSHOKZ OPENMOVE』をしばらく外出時の音楽プレイヤー用に継続して使っていこうと考えています。
現在使用中のイヤホン(ヘッドホン)2:SONY WH-1000XM4
『AFTERSHOKZ OPENMOVE』とほぼ同時期に『SONY WH-1000XM4』を購入しました。目的は自宅で家事をするときにテレビやYoutubeの番組/チャンネルを離れた状態でも聞くためです。みなさまも同じ考えの方がいらっしゃると思いますがテレビやYoutubeでも音だけ聞ければいい番組/チャンネルが多くあります。私の場合、料理や洗濯のときにテレビやPC/タブレットから離れていているためBluetoothでワイヤレスで聞こえるようにすると常に何か聞きながら作業できます。密閉型なので家の外からの音をほぼシャットアウトしてくれますし深夜に音量を気にする必要もありません。おかげで私の自宅でのQOLがかなり上がったと思います。ただ体質的には長時間使用できないので休み休み使っています。
ソニー ワイヤレスノイズキャンセリングヘッドホン WH-1000XM4 : LDAC/Amazon Alexa搭載/Bluetooth/ハイレゾ 最大30時間連続再生 密閉型 マイク付 2020年モデル 360 Reality Audio認定モデル ブラック WH-1000XM4 BM
ちなみにシルバーを購入してから少し経って欲しかった色のホワイトが発売されて買い時を間違えたと思っています。いえ、最初からホワイトを出さないSONYがイケてないんです。
在宅勤務に使えるおすすめヘッドセット
ここから、本題の在宅勤務時に使用できるヘッドセットについて検討した製品と最終的に私が購入した製品について一つずつご紹介していきたいと思います。いずれも長所と短所があり購入を迷いました。そもそも、会社PCのマイク/スピーカーで大体の用は済んでしまうのですが、一方で聞き逃してはいけない会議もあります。また内容から自宅であっても部屋や家の外に漏れない様に、また余計な音が拾われない様にと思いヘッドセット購入を決めました。当初は2,000円ぐらいでとりあえず買えばいいと考えていたのですがいざ家電量販店で製品を目の前にすると、ああでもない、こうでもないと考えこんでしまいました。結果として予定よりちょっと(いえ、かなり?)高いヘッドセットを購入しました。私としては億劫な気持ちになりがちな仕事のオンライン会議で少しでもやる気があがるよう、仕事道具への出費ということで奮発してもいいと思いました。。
おすすめのヘッドセット ①エレコム HS-NB05U
エレコムの製品は以前使用していたこともあり、手頃な値段で標準的な製品を提供してくれます。まず紹介したい製品が『HS-NB05U』です。髪型を気にせず気軽に装着できるネックバンドタイプのUSBヘッドセットです。ネックバンド型のヘッドセットは少なくて私が検討した中ではこちらだけでした。ボリュームの調整・マイクミュートが手元で操作しやすいコントローラー付きで息や周囲の雑音を拾いにくいノイズ低減高性能マイクを採用しています。イヤーパッドも密閉型ではないので私の体質にも影響がありません。一方で、リーズナブルな価格故にノイズキャンセリング機能がない点やマイクカバーだけでどれだけノイズ低減できるかという点が懸念事項です。
エレコム ヘッドセット マイク PS4対応 USB 両耳 ネックバンド 1.8m HS-NB05USV
おすすめのヘッドセット ②Logicool H151R
上記のエレコムの製品と同価格帯で候補に上がったヘッドセットが『Logicool H151 R』 です。Logicoolは全般的にシンプルで洗練された見た目の製品が多く愛用しています。こちらはUSB接続ではなく3.5mmオーディオジャック接続です。そのほかの基本機能は①エレコム HS-NB05Uとほぼ変わりませんがこちらの形状は通常のヘッドホン型です。
おすすめのヘッドセット ③エレコム HS-HP28UBK
値段と使用感のバランスがいいであろうヘッドセットがエレコムの『HS-HP28UBK』です。USB接続で①や②に比べて、値段は上がりますが素材の質の良いヘッドセットでマイクも曲がります。バランスのよい製品だと思いましたが、私としてはイヤーパッドが密閉型に近い構造な点がマイナスポイントでした。またマイクのソフトカバー型がどうしても安っぽく見えてしまう点もマイナスポイントでした。
エレコム ヘッドセット マイク USB 両耳 オーバーヘッド 片出しケーブル 1.8m HS-HP28UBK
おすすめのヘッドセット ④SENNHEISER PC 8 USB
③に加えてちょっと高級感を出すならSENNHEISERの『PC 8 USB』です。イヤーパッドは少し安く見えますが私にとっては開放型でありがたいです。見たところマイクも安っぽくなく今までの私の基準を全てクリアしています。ただなぜ、この製品を買わなかったかというと、残念ながらここまでいろいろと製品を検討してきて考えあぐねた挙句、仕事用のヘッドセットもワイヤレスにしてしまいたい欲望が出てきてしまったのです。
ゼンハイザー PC用ヘッドセット USB接続 PC8 USB [並行輸入品]
番外編 参考にしたヘッドセット ⑤Logicool H800r
ここで番外編のヘッドセットです。先ほども述べました様にLogicoolの商品は気に入っていますのでワイヤレスのヘッドセットの購入を決めた時にはまずLogicool『H800r』の商品が候補に上がりました。ただBluetoothですと約10,000円ぐらいはかかることを考えた時に値段に対してイヤーパッドの質感に満足できませんでした。たまたまですけど量販店で展示品のパッドが破れかけていた点も大きいです。少なくとも破れやすいという性質はあるものと思いました(交換用イヤーパッドを購入すればその点はフォローできます)。また、イヤーパッドの外側で操作するのですが、試しに操作した時におもちゃのような操作感と安い押し心地が金額に合っていないように思い候補から外しました。したがって、金額と性能に乖離はないものの私自身おすすめはできないヘッドセットとなりますので、番外編として”参考にしたヘッドセット”として記載させていただきました。
ロジクール ヘッドセット パソコン用 H800r ステレオ USB レシーバー経由ワイヤレス / Bluetooth 接続 充電式 ノイズキャンセリングマイク 搭載 折り畳み式 テレワーク リモートワーク Web会議 国内正規品 2年間メーカー保証
ビジネス用途でのワイヤレスのヘッドセットはそれほど種類がなく、⑤Logicool H800rが候補から外れてしまいますとワイヤレスのヘッドセットは正直何を選んだらいいかと悩みかけました。同価格帯にゲーミングヘッドセットもありましたが、流石に仕事用に使うには恥ずかしかったため最初は見向きもしませんでした。改めて見てみますと10,000円を超える価格帯のゲーミング用ヘッドセットは見た目も落ち着いている製品も多いため、一度予算を考えずに目を向けてみました。
おすすめのヘッドセット ⑥steel series ARCTIS 1 WIRELESS
最終的に私はsteel seriesの『ARCTIS 1 WIRELESS』を購入しました。 3.5mmオーディオジャック接続とワイヤレス接続の両方を選ぶことができます。ワイヤレスはBluetoothではなくUSB-Cワイヤレスドングルでの接続です。PCに差し込む必要はありますが Bluetooth接続設定する必要がなく、また接続の有無をドングルで認識できるためBluetoothではないことがデメリットではないと思いました。USB-C/USB-Aアダプターケーブルもあるため、USB接続も問題ありません。私が購入した決め手は以下の通りです。
- イヤーパッドがメッシュタイプで密閉感が少ない。
- マイクが取り外し可能で携帯しやすい。(ゲーミングヘッドセットではマイクが取り外しできない物が多かったです)
- ヘッドホンのミュートのスイッチが分かりやすくミュート状態の有無もスイッチ位置からわかるようになっていて操作性が良い。
- 見た目がゲーム寄りでないためビジネスシーンで違和感がない。
欠点というと充電方法がmicro-Bであるぐらいでしょうか。値段も14,000円もしない程度でしたのでゲーミングヘッドセットとしては高すぎという感じはなく、すぐに壊れず長く使っていけそうなヘッドセットであるというふうに感じました。
SteelSeries 密閉型 ワイヤレス ゲーミングヘッドセット Arctis 1 Wireless ロスレス 低遅延 PC PS4 Switch Android 対応 【国内正規品】
まとめ
以上、私がヘッドセットを購入するにあたって、実際に量販店でいろいろなグレードのヘッドセットを試して、それぞれに長所・短所を確認しつつも最終的には私自身の希望を満たすヘッドセットを購入することができました。実際に自宅で使ってみて、ワイヤレスでケーブルを意識せずに移動できるためストレスフリーでヘッドセットを使用することができています。みなさまが選ぶヘッドセットの基準も人それぞれだと思いますが、私が今回購入したヘッドセット及び購入までの経緯がみなさまのお役に立ちましたら幸いです。
イヤホンもヘッドセットも、使えなくなるまでを評価することが大事だということが私のイヤホン遍歴から学んだ教訓ですので、今後使い続けての感想もいつかレビューしたいと思います。