Last Updated on 2023年1月14日
医薬品開発のCRA職時代にいつも頭にあったもやもやの一つが付箋をいかになくさずきれいに保管・管理するかです。医療機関を訪問して開発(=治験)に関する資料について問い合わせをしなければいけない一方で病院外の社員が医療機関内の資料に書き込んではいけないため、確認が必要な箇所には付箋を貼っていました。確認事項の数だけ付箋が消費されていきます。社内での資料のやりとりの場合でも電子システムが普及してきたとは言え紙媒体で付箋を使うこともまだ多いと思います。薬事職で働く今でも紙で確認する重要性はゼロにはならないことから付箋が欠かせません。
そんな付箋が欠かせない仕事にあって常に付箋を手元に置いておくのですが、適切に保管・管理しないとすぐに付箋がボロボロになって使えなくなってしまいます。デスクの引き出しの中にただ入れておいてもペンや鉛筆と一緒のスペースに入れると汚れて使えなくなってしまいますし、出張や出先にペンケースにいれて持っていこうものならペンケース内で振動と衝突に耐えきれずに形が崩れて使えなくなる付箋が多数発生します。職場に備品として大量に置いてあるので、なくなれば補充すればいいのですが、いざ使おうと思った時に全滅していると1日不自由な状態で働くことになるぐらい付箋は重要な文具でした。また、管理保管が悪いと小さい付箋がすぐ行方不明になり地味に職場や自宅でどれだけ捜索に費やしたことかわかりません。
今まで陰ながら付箋の管理・保管方法について苦慮してきた中で、ひとまず満足できる低コストで付箋を最適に保管・管理する方法を考えて自分でも実践しましたので紹介していきます。
材料は百円ショップ(ダイソー)で揃えました。(グルーガンはダイソーで200円(税抜)で購入可能だったのですが私は既にホームセンターで購入済みだったため購入していません)
また家に余っていた無印良品のポリスチレン仕切り版(中サイズ)↓を使用しました。ちなみにこれは税込490円で全てのパーツの中で一番高いです。使うのは一部分だけですが…。
ダイソーにもプラスチックの仕切り版が売られているのでそちらを使用することも可能だと思います。
正直言って、ダイソーのケースandケース(4分割)が優秀で中の小さいケースを2つ取り除けばそのまま付箋ケースにぴったりだとおもいましたが、今回は実験も兼ねてここから一手間を加えました。
グルーガンでポリスチレン仕切り版をケースに固定しました。仕切り版2枚分がちょうどよくあてはまります。少し隙間が空く部分をグルーガンで少しづつ塞ぎました。右から順番にとりつけたのですが2回目に取り付けた左側の仕切り版はグルーガンを少しづつ接着しながら取り付けたので見栄えが綺麗です。根気強く丁寧に少しづつ接着することが重要です。急いで接着しようとすると不恰好になってしまいます。といっても30分もかからずに作業を終えられました。
試しにそれぞれサイズの違う付箋を入れてみましたがちょうどいい感じに収納されて取り出しやすいです。ぴったりの大きさだと付箋が取りにくいですが、ちょうど取り出しやすい程度に隙間が確保されているので出し入れも苦にならないと思います。
手間を掛けないのであれば、ダイソーの’ケースandケース(4分割)’を購入するだけで最低限の機能性には事足ります。今回仕切り版を用意してグルーガンで接着すればどのようなプラスチックケースでも仕切りを固定して自分好みの付箋ケースを作ることができることがわかりました。ダイソーのプラスチックケースの100円均一クオリティに満足できない場合でもホームセンターや東急ハンズで自分好みのケースおよび仕切り版を見つけて付箋ケースを作ることができます。最低限7.5cm(75mm)の内寸の奥行きが確保されていれば大きな付箋が収納可能です。私自身、付箋のためにわざわざケース購入するぐらいならペンケースの隙間に入れてしまえ思っていた時期があったのですが、今回作ってみて最低限の付箋ケースでもいくつかの種類の付箋を収納しようとすると写真のようにペンケースサイズになってしまうので、割り切ってペンケースとは別に付箋用のケースを用意しても必要なスペースはそれほど変わらないと改めて思いました。理想を言うのであれば付箋1セット分の厚みがちょうど入る高さ(内寸1cm(10mm))のほうがコンパクトで良いと思いましたがそれだけの薄いケースを探すのは難しいかもしれません。今回はとりあえず仕切り版除いて500円程度あれば家や出先で小さな付箋をきれいに保管・管理できる付箋ケースを作れることがわかりました。当面のあいだこれで不自由はないと思いますが、より理想に近いケースが見つかったら作りなおしたいと思います。参考になりましたら、みなさまも上記のケースを購入して自作してみてください。